絵辞典なんていらない!
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なにもわざわざ絵辞典を買う必要はありません。
すでにカード教材をお持ちであれば、ぜひそれでたっぷりお子さんと遊んであげてください。子どもはカードゲームが大好きです。かるた取り、宝さがし、お買いものごっこ、さかなつり...遊び方はたくさんあるはずです。親子遊びを通じて、子どもはどんどん単語を吸収していきます。語いを増やすことは、語学習得の要です。単語を知らないで、英語を自由に話すことはありえません。
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なぜ絵辞典なの?
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絵辞典を見せても、子どもは「わーい!絵辞典だ!これで語いを増やせるぞ〜!」なんて思って見ません(^_^;)。
子どもは、英語とか日本語とか関係なく、まずその絵に目を奪われます。子どもはもともと、絵本が大好きですものね。
絵辞典がカード教材と大きく違う点は、「絵本」の形態をしているところです。楽しいイラストやキレイな写真の情報を英語で得られれば、自然に英語に親しみ、知らず知らずのうちに豊かな語い力を身につけていくことでしょう。
幼い子どもに、単語をアルファベット順に覚えさせますか?そんなバカげたことはしませんね。まずは、身の回りの身近な言葉から教えますね。食べもの、動物、衣類、家族、家の中の物...。
絵辞典は、カテゴリー別に整理されているため、関連性で単語や文章を効率よく覚えられるのも大きな利点です。
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幼児向け絵辞典
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絵辞典によっては、全ての単語や文章、歌までも収録されているCDが付いているものがあります。ネイティブスピーカーの正しい発音や表現を身につけるのに最適です。リスニング(聴解力養成)にも効果的。かけ流しにも利用しましょう。
ロングマン幼児絵辞典は、赤い表紙がかわいらしい、CD付きの幼い子向け(2〜5歳)絵辞典です。
※中身・試聴はロングマンサイトへ
最初の印象は「薄ッ。」。
「えーーーー、たったのこれだけーーーー!?」正直そう思いました。確かに、単語数は約270語。「ケッ。」なんて言っちゃって、棚に返した覚えがあります。でも、やはり気になり(職業病です)、思い切って5歳の娘のために購入しました!
イラストも文字も大きくて見やすく、幼い子の目にピッタリ。
数ページにわたる赤ずきんちゃんのイラストがとってもかわいらしいです。三匹のくまのお話のイラストも数ぺージ載っています。本当に絵辞典というよりは、まるで絵本。実物の写真、クレイアニメ、フェルトも使われていて、イラストの作風も違い、見ていて飽きません。
CD(69分)は、ネイティブによる単語の読みあげ、会話、キャロリン・グレアム先生の楽しい歌とチャンツ。
ほのぼのしていて、会話も幼児向けです。
A: Let's play!
B: OK!
シンプルだけど、これこそ実際にネイティブが使う生きた会話。
話す力も身につきます。ところで、私たちが学校で習った返答「Yes, let's.」。私は、ネイティブが使うのをあまり耳にしたことがありません!
※アクティビティ・ブック(↓)も併用すると、定着度が違います。
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おすすめ絵辞典
1日たった5分!
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ロングマン幼児絵辞典を使って、お母さんが先生になり、お子さんにレッスンする方法を伝授しましょう!このステップでレッスンしていただくと、ただ絵をながめるより、確実に力がつくと確信しています。
青い表紙のロングマン子ども絵辞典をお持ちの方も、ぜひこの方法で行ってくださるといいと思います。1日たったの5分!毎日5分が将来大きな力につながることを信じて、コツコツ働きかけましょう。せっかくの一流絵辞典です。骨の髄まで使いこなすことを誓ってくださいね!♪
絵辞典はいきなり開かず、CDを先に1〜2週間ほどかけ流ししましょう。かけ流しとは、お子さんが遊んでいるあいだや食事中などに、毎日1時間半くらい小さな音量でかけておくことです。
「聞いてね!」と促す必要もありません。BGMとして流しておくだけでいいのです。乳幼児の右脳は、無意識に音声を獲得してくれます。
音声が身に入ったころに、絵辞典を開きます。好きなぺージから入ってもかまいませんし、トピック1から順に進んでもいいでしょう。1日1ページずつ進んでもいいし、ある程度定着するまで1週間同じぺージを繰り返してもかまいません。お子さんの興味に合わせて進めてあげてください。
まず絵について語ります。「何をしているところ?」「これは誰?」「ここはどこ?」「これは何?」。英語で語りかけることが理想ですが、無理なら日本語でもかまいません。要は、しっかり場面を理解させること。いきなり単語を教えるのではなく、最初に絵や場面についてお話しすることで、後のワークが子どもの頭の中で吸収しやすくなるでしょう。
すでに知っている単語があれば、あらかじめ言わせておきましょう(スゴイネ!とほめることをお忘れなく♪)。
単語読み上げのCDをかけます。音声に合わせ、「絵」をポイントさせます。
今度は、お母さんが肉声で単語を読み上げ、リピートさせます。「Say what
I say.」と言ってあげるといいでしょう。お子さんはリピートしながら、指で絵をポイントします(意識づけ)。
お母さんがランダムに単語を言って、正しい絵をポイントさせます。ゲーム感覚で楽しくやりましょう。ポイントしながら、単語を言わせます。理解度がわかりますね。
かくし絵をさがしましょう。「Find the hidden xxxx.」
見つけたら、その単語を言わせましょう。
次に、会話文のCDをかけます。1)最初は聞くだけ 2)もう一度CDをかけ、一文ずつリピートさせましょう(CDはその間一時停止しておきます)3)役割練習です。役割は交代しましょう。感情を込めて臨場感たっぷりに演じるのが語学習得のコツですよ!
最後に歌・チャンツ。1)最初は聞くだけ 2)もう一度CDをかけ、音声に合わせ、聞こえてくる単語をポイントさせましょう
3)切りのいいところで区切りながら、最初にお母さんが歌い(CDでもOK)後について歌わせます。4)最後にもう一度CDをかけ、CDと一緒に歌わせましょう。
ただし、かけ流しでたっぷり身に入っている場合は、いきなりCDに合わせ、歌わせてもいいでしょう。
(参考:ロングマン幼児絵辞典P.5 How to use the dictionary)
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