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英語力を着実に身につけるためには、「書くこと」をないがしろにしてはいけません。
英語は耳から入って(リスニング)、発話し(スピーキング)、読んで(リーディング)、書く(ライティング)ことで定着します。4つのスキルをバランスよく習得してこそ、英語力は身につくのです。
3歳を目安に、そろそろアルファベットを書くことも毎日のワークに取り入れるといいでしょう。ただし、書く準備として、アルファベットの形になじみ、読めることが大前提です。
ただ、いきなり「アルファベットを書きなさい」と促すにも、無理があります。書かかせてみたら、字がひょろひょろ。薄くて見えない。ぐちゃぐちゃ。
鉛筆の持ち方さえ正しくできないのでは困ります。
親は腹が立ちます。「どうしてこんなこともできないのー!!!」
結局毎回怒ってしまうので、子どもは「書くこと」がキライになります。
だっていつもいつもママは怒るんだもん...
そんな経験はありませんか?
(←ハーイ!一番に手をあげる私!経験者は語る♪)
線や形が自由に描ける器用な手は、手先と手首の発達に大きく関係します。個人差があることも確かです。生まれつきの運動神経の差もあるかと思いますが、毎日の生活と遊びのなかで指先、手、手首が発達しているか、が大事ではないでしょうか。
3歳ごろになると、一重の閉じた○(丸)が描けるようになります。
丸を閉じられるくらいの手首のコントロールがついてくるのです。
また、このころには、縦線と横線が交差した十字が描けるようにもなります。斜めの線とカーブも描けなければ、アルファベットがうまく書けません。
あなたのお子さんは器用ですか?
お子さんが器用であるか試すいい方法があります。
3歳くらいになればぜひ試してみてください。
『ぬり絵』です。
ぬり絵をさせてみてください。
はみ出さずにきれいに塗ることができますか?
形のなかをきれいに塗り込む作業は、意外にむずかしいかもしれません。
手・手首の発達と大きな関係があるのです。
はみ出す子は、不器用気味だということです。
安心してくださいね。
生まれつき不器用な子はいないと言われています。
では、どうすれば器用な子を育てることができるのでしょうか。
にぎる、つまむ、はさむ、まわす、ひっぱる、ボタンをかける、折る、切る、貼る、縫う...などの動作は指、手、手首の発育を促します。
乳児期に物や親の手を握らせることから始めて、幼児期で遊びを通して指・手先を充分活用させます。
その機会が多かったか少なかったかで、器用・不器用が決まるとも言われています。
「すべての発育は指先からです。」
「指先の運動は、脳に刺激を与えます。」
「発語・知能の発達を促すのです。」
「知力・学力も比例して向上します。」
生後6ヶ月から通っていた七田チャイルドアカデミーの先生は、毎回のレッスンで口ぐせのようにおっしゃいました。
指示どおり、生後すぐ手をギュッと握る運動を意識してさせて、少し大きくなったら毎日のように公園へ連れて行き、鉄棒をさせました。公園でフニャフニャの赤ちゃんに鉄棒をさせるお母さんは数少ないでしょう。
しかーーーし!!私は周りからどんなに変な目で見られても(笑)生後数ヶ月からせっせと鉄棒をさせていましたね。教室ではレッスンに室内用の鉄棒を用いた「鉄棒」の時間がありました。
私は、常に自分の子育てのなかで、月齢・年齢・発達段階に合った遊びを子どもたちに与え、指先を使う遊びを意識して知育玩具を選ぶことを心掛けてきました。赤ちゃん時代は、ティッシュを引き出すのを止めたことはありません。思う存分やらせました。だって、立派な手の運動ですもの。「もっとやれー!!!」なんて、歯をくいしばって(ホントはね...トホホ)いましたよ。
生活のなかでは、指先を動かす動作を意識して暮してきました。
パジャマを買う時は、前空きボタンのもの。
洋服や靴の着脱も、なるべく自分でさせる。
積極的にお箸を使わせる。
知育玩具のぺージで掲載している玩具は、すべて私が購入した物の一部です。七田のカタログを見て注文したもの、本などを読んで研究し尽くして買ったもの、なるべくケチらずにいいものを選んで与えてきました。廃版などで購入不可能なものは載せていませんので、それも合わせると玩具だけでウン十万円にものぼります。
・積み木
・ブロック
・クレヨンがき
・粘土
・パズル
・ひも通し
・百玉そろばん
・折り紙
・はさみ
・おはし
・えんぴつ
・クレヨン
・ぬりえ
今からでも遅くありません。
生活や遊びのなかで指先、手首を意識してあげてください。
「子どもは遊べば遊ぶほど頭がよくなる」というのは
「愛されて頭のいい子になる魔法の子育て」の著者佐藤富雄先生の弁です。
これは、子どもが赤ちゃんの頃からすでに始まっているのです。
ローマは一日にしてならず。
徐々に積み重ねていくことが大切ですね。
参考:
・「小学校までにつけておきたい力と学童期への見通し」(丸山美和子著)
・「お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる」
(相良敦子著)
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