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プロが教える多読のコツ
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小学生から始める多読
読書が国語力を伸ばす」とは、教育専門家にかかわらず、 一般にも広く認識されていることだと思います。小学1年生になると、本読み(音読)が毎日のように宿題に出ます。 文章表現に多く触れ、声に出して読むことで、知らず知らずのうちに 語いが増え、主語、述語、接続語...文の構造がわかるようになるのです。


これを英語に置き換えることにハタと気がついたのは最近のこと(遅ッ!!)。日本語も言語なら、英語も言語。「英語力」をつけるには、「読書」の効果がやはり大きいのです。 みなさんもよく耳にする「多読」ですね。


七田式英語教室に0歳から6年間通っていた男の子がいます。電車にのって片道1時間。6年間休まず通われたお母さんの根性と情熱に頭が下がりました。小学校入学を前に、自宅近くの英語教室を探していらっしゃって、うちの教室にも紹介で無料体験レッスンで来られたのです。


聴解力、イントネーション、リズム、語学センス、吸収力。 何を取っても、今まで初見でお会いした6歳児のなかで、最高。本当に飛び抜けた英語力の持ち主でした。七田式英語教室の講師は日本人です。ネイティブの先生から英会話を習っていたわけではありません。じゃあ、何が彼の英語力を育てたのでしょう?


それは... 明らかに「暗唱」だと確信を持っています。年間約50冊の絵本暗唱。CDをかけ流します。毎日20分程度とおっしゃっていました。CD音声で、ネイティブ並の英語を獲得していたのです。これがきっかけで、多読について真剣に考えるようになりました。


暗唱は、暗礁に乗り上げていましたから(一応...洒落で〜す)。息子も小学生になったので、「CDかけ流し→暗唱」はやめ、「絵本の音読」へ切り替えたのです。「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」をきっかけに、 息子がオックスフォードリーディングツリー(ORT)に魅了されました。 初めて自分から「もっと読みたい」と言い出したのです。


多読で大事なことはなんでしょうか?これを最初にきちんとおさえておくことが肝心であり、成功の秘訣です。多読について、わかりやすくお伝えしていきます。
 
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英語の基礎ができていないとダメ
さて、「多読がいい!」と聞くと、すぐに多読始めなきゃ、とあせる気持ち... わかります。でも、ちょっと待ってくださいね。「多読」は「暗唱」ではありませんから、「文字を読む」ことが不可欠です。文字をスラスラ読むためには、アルファベットの大文字・小文字を 自由に読み書きできることが最低条件です。


英語の基礎ができていないのに、いきなり音読を始めるには無理があります。「CDの音の通りに、聞きながら文字を声に出して読んで。」といっても基礎ができていない子には、はっきり言って無理。聞き取りができないと、その通り話すことはできません。


幼いころから、英語DVDやCDを通して、英語のリズムが身にしみていること。発音が正しくできること。英単語は知っていれば知っているほど読みに有利です。そして、フォニックスを習っていること。単語を読むためのフォニックスは、単純なものから複雑なものまで幅広くあります。通常、何年もかけて学習するものです。


小学生にこだわる理由は、フォニックスにあります。小学校低学年に、cat, bat, matのフォニックスルールを教えても、単語そのものを丸暗記してしまうため、応用ができないとも言われています。次にhatが出てきたときに、規則性が把握できず読めないのですね。だから、ましてや幼児にフォニックス理論を詰め込むのは無理があるのです。


フォニックスは、単語を読めるようにするために習います。未知の単語も、ルールに従って読めるようにするため。これがフォニックス学習の目的です。多読は「読む」ことですから、フォニックスを知っていることは 大きなメリットになります。例えば、未知の単語「rug」が出てきた時に、絵を手がかりに 意味を推測して読めるかどうか。


※「rug」とは敷きもののこと。私たちもラグと呼びますね。たいていフォニックス学習で出てくる単語です。


フォニックスルールは、おおよそ80%の英単語に当てはまると言われています。残りは、例外やら、サイトワード(sight words)です。サイトワードとは、a、 the、 and、 I、of など、フォニックスルールに 当てはまらない単語や、「読む」過程で頻繁に使われる単語のことです。


サイトワードを増やすことは、子どもたちが英語絵本を自力で読む近道です。うちの息子も、毎日サイトワードを増やすワークブック 「100 Words Kids Need to Read by 1st Grade」に取り組んでいます。これをやり始めて、本当にたくさん英語を読めるようになりました。


英語はやはり、インプット量がものをいいます。だから...小学生になって多読を始めたおかげで、いきなり成果が出ているわけではありません。また、英語の基礎ができつつあるから、多読もできるんです。日々の積み重ねですね。ローマは一日にしてならず...です。


野球に置き換えて考えると簡単です。いきなりバッターボックスに立ってボールを打とうと思っても無理ですね。ヒットやホームランを打つには、周到な準備が必要です。体を作るためのランニング。筋肉トレーニング。バットの握り方を教わって、構え方、振り方を体得します。地道な素振り。何事も「基礎」が大事なんですね。


お子様が小学生で、基礎ができつつあれば、ぜひ多読を始められることをおすすめします。英語教室で基礎を固めつつ、自主的に副教材としてリーディングブックで多読を始めるのです。


多読を始めるにあたって、大事なことをお伝えしていきます。ポイントは5つあります。

(1)多量に読む
(2)容易なレベルから(Very Easy)始める
(3)日本語に訳さない
(4)CDを使用する
(5)毎日取り組む


では、一つ一つ詳しくご説明します。
(1)多量に読む
「多読」ですから、多量に読むのは当たり前のこと。でも、これが一番大事なことなので、しっかり頭に入れておきましょう。やはりある程度の投資に伴う覚悟が必要です。お試しにと、6冊で終わってしまっては意味がないし、30冊でもまだまだ足りない。


1週間に1冊のペースですすめるのが目安です。1ヶ月4冊と単純に計算しても、年間48冊必要。先にご紹介したミラクル6歳児は、年間50冊で6年間とすると、〜300冊こなしていることになります。ちなみに、1週間に1冊とは、国内外の多読指導者が提唱している目安の量です。1週間に1冊を目安にすすめていかれるといいと思います。


では、どうして多量読む必要があるのでしょうか?多読による大量インプットで身につく力って、なんでしょうか?たくさん読むことによって、語いが増えるのは当然のことですが、もちろんそれだけではありません。どうして多量読む必要があるのでしょうか?


量が増えると、それだけ「内容を把握する力」がついてくるのです。つまり、「読解力」がつくということです。また、前後から未知の単語の意味が推測できるようになり、文の成り立ち(文法)がわかってくるのです。


大量に接触していると、単数と複数の違い、一般動詞とbe動詞の違いなども、なんとなく「感覚的に」わかってきます。言うまでもなく、5、6冊だけでは明らかに入力量が足りません。いろいろな場面での使われ方を介して、何十万語(よく多読100万語と言いますね)
にどっぷり浸ってはじめて、そのような成果があらわれてくるのです。

(た・だ・し、毎日続けることが大事なのです〜!)


また、たとえすぐに会話などで表れなくても、中学校で文法を習うときに、「これだったのか!」とカチンとうまくはまることもあるでしょう。その後の吸収力や理解力、操作能力が高いことは、想像にたやすいです。


もう一つ、大きなメリットがあります。「本物の英語が身につく」ということです。ネイティブの子どもが英語を獲得していく過程を記したベストセラー「アメリカの子供はどう英語を覚えるか」にこうあります。


アメリカの子供は、まわりとの会話のなかで、自分のことを話し、意思を伝える能力を体験的に身につけています。そして、学校で読み書きを習い、本を読んだり、授業を受けることによって、語彙が増え、文法的な間違いを直していくのです。


何も驚くようなことではありませんね。私たち「日本語ネイティブスピーカー」も同じように日本語を獲得してきました。親から「さあ、日本語を教えるわよ。」なんて言われたこともありませんし、まずは聞くことから始まり、やがて自然に話せるようになったのです。


英語を自由に操れるようになるには、ある程度、その国に行って、 英語を話す人々の間で生活することが一番てっとりばやいですね。でも、ほとんどの人は、日本で普通に暮しながら英語を学習しています。


じゃあ、他に何ができるかといえば、「多読」が効果的なんですね。多量に英語を音読します。なぜなら、声に出すことで、脳は言語を習得するからです。聞いているだけではダメ。声に出さないと習得できないのです。


子どもがことばを覚えるには、親などのことばを真似して発話し、さらに間違いを直されながら覚えていきます。そうしてはじめて、脳にネットワークが形成されるということです。多読は、音読をするわけですから、いやでも声に出します。


ネイティブの子供たちが日常生活で使っている会話表現や 身近な単語・基本構文がちりばめられた教材を使って、たっぷり「本物の英語」を吸収することも成功の秘訣ですね。 そういう意味でも、オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree - ORT) は理想の教材だと思っています。本当にネイティブが日常口にする会話文がふんだんに使われているからです。


Look at me, Mum.
Look at me, Mum.
Look at me on my bike.
....(続く)


Come and look at this.
Come and look at this.
Is it a big monster?
Come and look at this.
Is it a big dinosaur?
....(続く)


Go away, Floppy.
Go away, Floppy.
We are skipping.
Go away Floppy.
We are painting.
.....(続く)

ORT ステージ1+より)


生きた日常会話がくり返し出てきますね。これで「本物の英語」が身につくわけです。しかし、5、6冊では決して自分のものになりません。 大量インプットとは、コップに注ぐ水のようなものです。 コップいっぱいに溜まってはじめて、外へあふれ出るのです。 コツコツと毎日コンスタントに入力を続けることです。
 


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(2)容易なレベルから(Very Easy)始める
せっかく買うんだから、チャレンジしがいのあるちょっぴり難しめの教材にしておこうという気持ち...わかります。実はわが家も、息子(小2)が本格的にオックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree ― ORT)を使って多読を始めるにあたって、ステージ4を購入したのです。


いざ、絵本を開くと、息子がしかめっ面。そして、「むずかしい!」と一言。いきなり文が見開き3〜4文あり、ページ数も多い(16ぺージ)。なんとなく「しんどい」と思ったのでしょう。


う〜ん、欲張りすぎたか...反省。多読にも経験が必要です。長年インプットをしてきたからといって、アウトプットがスラスラできると思ったら大間違い(自分に言いきかせています!)。アウトプット(話す、書く)も「石の上にも三年」なのです。


多読は、無理せず「カンタン!」「読めた!」と思うくらいの容易なレベルから始めることが大切だと改めて感じました。易しいものを、たくさん、楽しく読書すること。楽しくないと意味がないのです!そこで、ハイ、修正、修正。すぐさま買い直しました(即行動)。しかめっ面から3秒とたたないうちに、パソコンのスイッチを入れていましたから。


今度は、ステージ1+。 ステージ1+は、はじめて簡単なセンテンスが登場します。一冊のなかで繰り返し同じセンテンスが出てきます。最後のぺージに必ずクスッと笑うオチがあり楽しいので、初心者に最適です。


OxfordReadingTree
↑ ステージ1+ すぐに届いたセットです。

オックスフォードリーディングツリー ORT  ステージ1+

↑ ステージ1+ 中身のサンプル


アレレ。グンとレベルダウン。簡単すぎ?いえいえ、とんでもない。確かに初見でスラスラ読める絵本もあれば、「これ、なんて読むの?」「どういう意味?」なんて連発する絵本もありました〜。
(キーーーーー)


1週間が目安でしたが、やはりほとんどスラスラ読めたので、3、4日で終わりたがる絵本もありましたので、6冊を1ヶ月弱で修了しました。次に、ステージ1+ 続に進みました。


さらに、ステージが低めの絵本からスタートする利点は、「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」にもこのように記載されています。


少ない語数の場合、一語一語の意味やつづりをより注意して読むので意味やつづりが記憶しやすい


ホント、その通りだと思います。すばらしい着眼点。ここのラインを読めただけでも、この「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」を購入したかいがあったというものです!


他にも、易しい本から多読を始めるメリットとして、こうあります。


基本的な単語や表現が使用され、くり返しが多いので、単語や文法が理解しやすい


高度な文章を、一文一文掘り下げて読み解く「精読」とは全く対極の位置にある「多読」です。
容易な絵本を多量に読むことで、自然に英語力が身につくのです。 無理せず、本人が「かんたん!」「これなら読める!」 というところからスタートすることが肝心です。
(3)日本語に訳さない
日本語に訳してはいけないと言われても...
意味もわからないのに、絵本を読むだけで、本当に英語が身につくの?なんて思いませんか?お気持ちわかります〜。


でも、言葉って、とっても「感覚的なものなんですよね。説明するのが難しいのですが、「わからないけど、そんな気がした。」みたいな感覚?味わったことがありませんか?その「感覚」が多読で養われるのです。


例えば...


うちの英語教室では、あいさつ(Hello, how are you?)を済ませた後、カレンダー(曜日、日にち、天気、季節)を
確認します。
What day is it today?
What's today's date?
How's the weather?
Which season do you like the best? などなど。


上の質問には、お決まりの答えがありますが、意識的にとっさに違う質問をはさんだりします。Is it Saturday today? Can you ski in summer? などですね。そうすると、とっさに子どもたちは「No!」と言って首を横に振ります。


大量に英語に接していると、今までに聞いたことのない単語や文章も、前後から意味を憶測し、「瞬時に」答えることができるのです。そこには、全く日本語は介入していませんね。(ちなみに、英語経験が浅いお子さんや、家庭学習不足のお子さんは、???のような顔をしています!)


つまり...
その「感覚」が身につくと、
日本語を介さずにパッ、パッと状況に応じた英語で反応できるようになるのです。決して「会話」だけを言っているのではありません。「読む」ことにおいても、サッと読んで要点や概要をつかめる力。社会に出ても役立つ力です!


「英語を英語で理解する」とも置き換えられるでしょうか。直読読解。これこそ、多読で身につく力。多くの大人が身につけたくても身につけられなった「本物の英語」「使える英語」につながるのではないでしょうか。


「文法」についても、言語の脳科学に詳しい、東京大学大学院総合文化研究科助教授の酒井邦駕嘉さんはこう指摘しています。(アエラ臨時増刊3/15号No.13 英語キッズの育て方)


例えば、こんな文章。
I play tennis.
You play tennis.
They play tennis.
He(she)plays tennis.


大人は、ルールとして文法を覚えます。三人称単数には、動詞の末尾にsがつくと理論だてるのです。一方、
子どもは、文例にふれるだけで、「理屈なしにそのルールを会得してしまう」といいます。「脳のなかで自然と文法体型を作り上げることができる」力を持つのです。


そもそも、英文をいちいち日本語に訳すこと自体、おかしいですね。言葉って、もっと「感覚的」なもの。そこには、話し手の概念、気持ち、イメージなども存在します。日本語に置き換えられない表現は山ほどあるのです。


だから、細かい日本語訳にとらわれず、どんどん読書で多量に英文を入力してあげればいいのですね。ただし、子どもが日本語訳を聞いてきた時は、快く答えてあげればいいと思います。「教えてほしい。」と言っているのに、教えないのは酷ですからね...無理せず、易しい教材から始めれば、そのうち絵もヒントに意味を推測できるようになってきます。
(4)CDを使用する
英語を早く始める最大のメリットは、正しい発音の習得にあります。低年齢であればあるほど耳は敏感で、理屈抜きに聞いたものをそのまま真似できる力を持っています。この能力を持っているうちに、できるだけたくさんの英語を聞かせること(=多量インプット)が大事です。


英語は「ストレス(強弱)言語」と言われています。日本語にはストレスがないので、わかりにくいかもしれません... 例えば、「a big dog」。通常はちゃんと決まった読み方があるのですね〜。みなさんはどう読みますか?


形容詞(big)+名詞(dog)の場合、「名詞」の単語にストレスを置きます。つまり、dogを強く言わなければなりません。そのようなルールがあるのですね。


ストレスの位置によって、意味が変わる場合もあります。「English teacher」は、Englishを強く言うと、「英語の先生」になり、「teacher」を強く言うと、「イギリス人の先生」になります。ストレスをどこに置くかによって、意味が全然違ってきます。


また、イントネーションもあります。イントネーションとは「抑楊」。声を上げたり下げたりすることです。質問文では上げ調子に言うとか、ですね。


イントネーションも、深いです(涙)。単純な例では、「Yes.」の言い方によって意味が変わることです。「Yes.」を通常の下がり調子で言いますと、「はい」。上がり調子に言いますと、「いいですか?」になり、上がって下がって上がると、(ややこしいですね...笑)「Yes, but...」のニュアンスで「いいけれど...」になります。


よく、英語は「リズミカル」「音楽のようだ」なんて言います。そのリズムの根源こそ、このストレスやイントネーション、加えて単語のアクセントなのです。


さて、このようなルールを大人は論理的に理屈で理解できます。でも、子どもは、説明されても?????って感じでしょう。頭で理解できるものではありません。さあ、子どもにはどう教えますか?


ひたすら体で覚えてもらうしかないのですね〜^^。大量に聞かせてモデルを示し、全くその通りに発話させるのです。そう、リズムの獲得は、模倣すること。そのためには、何が必要ですか?音声CDですね!!


多読のコツの4つ目は、音声CDを使用するということです。音声CDがなくては、子どもの多読ははじまりません。英語独特のリズムをつかませるには、CDが不可欠なのです。それも、英語の標準語とされるアメリカンイングリッシュもしくはブリティッシュイングリッシュのネイティブスピーカーの音声です。
 
(5)毎日取り組む
トロイ遺跡の発掘で有名なドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンは、「語学の天才」としても有名です。


音読により文章を丸暗記することで多国語を理解し、母語のドイツ語のほか、英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、イタリア語、ギリシャ語、ラテン語、ロシア語、アラビア語、トルコ語を自由に扱ったといわれます。(「英語は8歳までに始めなさい」/高濱賛著)


シュリーマンの勉強法はこうだったようです。
1. 本を読むときは声を出して読む。
2. 決して翻訳しない。
3. 毎日1時間は読む。
4. 興味ある対象について作文を書く。
5. 書いた作文をネイティブ・スピーカーである教師に訂正してもらう。
6. 添削された作文を暗記し、暗誦する。


「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を駆使した素晴らしい学習法だと思います。毎日1時間...たゆまぬ努力をしていたのですね。多くの人は、たった一ヶ国語の英語だけで「毎日か〜!しんどい〜!忙しすぎる〜!」なんて愚痴をこぼしてしまいます。あのメジャーリーガーのイチローの華々しい活躍の裏にも、「人並み以上の練習」があるのでしょうね。


声帯、口、のど、顔の表情筋の「筋トレ」は、毎日必要です。筋肉は使わないと衰えるのです。足を骨折した人が、治った後もしばらく上手に歩けなくなるのと同じです。毎日英語を話す訓練をしないと、話せなくなります。


英語は、ピアノの練習のように毎日コツコツ続けないと上達しません。ピアノというと、毎日の練習が当たり前にとらえられています。英語も決して例外ではありません。毎日の小さな積み重ねが、将来大きな成果になります。


また、何度も言っていますが(もう耳にタコですね、ハハ)英語学習の決め手は「入力量」です!多ければ多いほど良いことは言うまでもありません。毎日英語に触れることは、入力量を増やすことでもあるのです。


関連ぺージ: 暗唱のすすめ
多読の成果が表れる時とは?
多読の成果が表れだすのはいつなんでしょうか。


0〜6さいまで七田式英語教室に通っていた新1年生(当時)の例をあげます。当初お母さんは「どれくらい力がついているのかわからない。」と本心からおっしゃていたのが印象的でした。


0才から6年間、コツコツ暗唱を続けてきたお母さんでさえ、そうなんです。おまけに、この業界ではめずらしく、年長になっても母子同伴でレッスンを受ける授業形態でした。6年間、子どもの姿を毎回そばで見ていてさえ、「力がついているのか、わからない」と言うのです。


ただ、私の教室で初めて無料体験レッスンを受けた時は違いました。おそらく七田は、教室でも入力中心だったのでしょう。うちは、どんどん英語を話す「トレーニング方式」。受身ではなく、自分で使って覚えるスタイルです。


さすが、何百冊という暗唱で鍛えた英語力です。私が「What's this?」と聞くと「It's a dog.」とフルセンテンスで答えました。初見でフルセンテンスで答えた生徒は初めてです。「What's this?」と聞くと、たいていの子は「Dog.」と答えます。


「What's this?」には、「It's a dog.」と答えるんだよとテキストでいくら教えても、何年たっても「Dog.」としか出てこない子もたくさんいます。ちなみに、せめてネイティブ風に言うなら「A dog.」です。「Dog.」ではなく、「
A dog.」それが本物の英語です。


また、TPR(Total Physical Response)の時も驚かされました。TPRとは、動作の語句を瞬時に体ですばやく反応する訓練法。
聴解力を育てます。


「Touch the door.」これは一度「Touch」を教えると、おおむね初めての子も理解でき反応します。次のレベル「Touch the door with your head.」に移った時が試練。


いくら「Touch the door.」ができる子でも、たいていはかたまります(笑)。おまけに、私は、TPRの時はナチュラルスピードで話します。スピードを落とさず、ネイティブのように速いスピードで話すのです。


だから、経験者でも聞き取りはなかなかできません。でも、この七田の子は違いました。瞬時に聞き取り、さっとドアに頭をつけたのです。驚きました。私は、これこそ、「多読の成果」だと思っています。
すごい聴解力


リーディング素材(絵本)の暗唱で「Touch the door with your head.」のそのままの一文を、おそらく目にしたことはなかったでしょう。
初めて耳にする語句や文章も、文の前後から推測し、瞬時に理解する力。大量に暗唱を続けてきたおかげです。「成果」にほかなりません!お母さんも、そばで見ていて、「初めて成果を確信できました。」と感激していらっしゃいました。


本当の成果が表れる時は、英語だけの世界に単身で乗り込んだときだと思います。どうしても英語しか通じない時。相手が絶対に日本語を理解してくれない時。自分で何とかしないといけない時。


できれば、日本国内ではなく、飛行機に乗って、違う世界へ飛び込む実感を持たせたほうがいいでしょう。サマーキャンプや留学など、できることはたくさんあります。
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